心臓リハビリの対象は?
こんばんは、きぃたです。
今日は心臓リハビリテーションの対象についてお話していきます。
リハビリは『元気になりたいからやりたいよ!』と思っても、<対象患者>に当てはまらなければ受けることができません。
心臓リハビリは<心大血管リハビリテーション>に分類されており、下記のような対象患者が決められています。
【心大血管疾患リハビリテーション料の対象患者】
ア. 急性発症した心大血管疾患又は心大血管疾患の手術後の患者とは、急性心筋梗塞、狭心症、開心術後、大血管疾患(大動脈解離、解離性大動脈瘤、大血管術後)のものをいう。
なお、心大血管疾患リハビリテーション料(Ⅱ)を算定する場合、急性心筋梗塞及び大血管疾患は発症後(手術を実施した場合は手術後)1月以上経過したものに限る
イ.慢性心不全、末梢動脈閉塞性疾患その他の慢性の心大血管の疾患により、一定程度以上の呼吸循環機能の低下及び日常生活能力の低下を来している患者とは、
(イ) 慢性心不全であって、左室駆出率40%以下、最高酸素摂取量が基準値80%以下又 はヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)が80pg/mL以上の状態のもの
(ロ) 末梢動脈閉塞性疾患であって、間欠性跛行を呈する状態のものをいう
わかりづらいですよね?
簡単にいうと
ア.心臓への血の流れが悪くなったり、心臓の手術をした人
イ.心臓のポンプ機能が悪くなったり、足の血管が硬くなって痛みがでたりした人
ということになります。
つまり、心臓や動脈硬化が原因で起こることは心大血管リハビリテーションになります。
ただ、この中には心筋症や術前の弁膜症、不整脈の疾患は入っていません。
術後、もしくは心不全になってからしかリハビリが出来ないんです。
今は高齢化も進み、心臓の病気を起こす人が多くなっています。
病気になってからリハビリをするよりも、病気にならないように予防することが重要です。
毎日の運動や生活習慣を見直してみませんか?