中年理学療法士の雑談

30代の理学療法士がリハビリや趣味について徒然と書いてます

運動のFITT

こんばんは、きぃたです。

 

今回は前回の生活習慣病予防の運動についてお話ししたいと思います。

 

まず、運動で重要なのはFITTです。

 

FITTというのは、

・Frequency(頻度)

・Intensity(強度)

・Time(持続時間)

・Type(種類)

の頭文字をとったもので、運動では上記の4つを考え、処方します。

 

まず、頻度。

有酸素運動では一週間に3~5日間を目安にします。

可能であれば毎日でも構いませんが、少しずつでも続けることが重要です。

 

次に強度。

心臓リハビリで通院している方であれば、心肺運動負荷試験という心臓の検査をしていると思うので、AT(嫌気性代謝閾値)といわれる心臓に負担のない強さで自転車エルゴメータの重さや、AT1分前の心拍数、peak VO2(最高酸素摂取量)の40~60%で処方されるでしょう。

しかし、検査をしていない人では予測最大心拍数1)の50~70%やKarvonen法を用いた心拍数で計算することが安全で適切な運動強度を考えることができます。

※1)予測最大心拍数:(220ー年齢)で求めます。

 2)Karvonen法:(予測最大心拍数-安静時心拍数)×運動強度+安静時心拍数

   運動強度は0.4~0.6程度を用います。

また、簡易的なものとして主観的運動強度(Borg scale)の11~13で考えることもできます。

  

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次は持続時間です。

有酸素運動では20~60分で処方することが多いです。

これは脂肪の燃焼や代謝の向上が20分から始まるためです。

 

最後に種類です。

これは最初のうちからお話ししているように有酸素で行える運動。

ウォーキングやジョギング、自転車運動が一般的です。

それ以外にも軽負荷で軽く息が弾む程度の運動であれば有酸素運動にあたります。

 

今回は生活習慣病の予防での運動処方についてお話しました。

 

少しわかりづらいところもあったと思いましたが、まずは少しずつ体を動かす習慣をつけていくことから始めましょう。

そして運動は軽く息が弾む程度で少し長めに、そして楽しく行いましょう。

 

「継続は力なり」

 

お互い頑張りましょう。